■□ 先生のお時間 1. □■
「……………………はー……………………」
「先生……なんかあったのかよ?」
「一君……ええ、なんかなんてもんじゃないわ。大ありよ……見て」ピラリと突き付けられたのは、ついこの間行われた英語の小テストだった。
「なになに?えーと……げっ!これ俺の答案じゃん!!」
「そうよ!一君の答案よ!なんなの、これ!?
なんで犬の鳴き声がwan−wanなの!? どうしてcats and dogsがねこにゃんと犬っコロなの!?
これどっちも補習で教えたところだったわよね!!??」
「うっ!!そ、それは……!」そうだったのか―――とは言えずに言葉に詰まる。
はっきり言ってどこかで聞いたような覚えはあったが、まさか先生の補習でだったとは。「もうイヤ〜〜〜〜〜………ここだけは絶対正解してくれると思ってたのに〜〜〜………」
相当ショックだったのか、南先生はぱたりと机につっぷしてそう呻いた。
―――――ん?あれ、今なんか………。「先生、もしかしてそれ、俺へのサービス問題のつもりだった?」
「そうよ?せっかく補習してるんだもん。目に見えて成果があったほうが 一君にもやりがいが出るかと思って」
「あー………悪い」
「そう思うんなら、次の小テストではちゃんと覚えといてね!約束よ?」そのためにも起用の補習も気合入れなくちゃ、と先生は笑ったので。
とりあえず、努力はしないと悪いような気がちょっとだけした。
…………ちょっとだけな?
先生と生徒、というシチュエーションは楽しいです。
いやエロくて妄想掻き立てられるよね!とかそういう意味ではなくて(笑)
ほほえましいというかこう・・・・・・互いを思い合う関係が。ね!!