■□ 南せんせいと草薙くん 1.□■

 

 

「このあいだ一君、日曜日に悟郎君と歩いてたでしょう?」
「日曜?―――ああ、一緒だったけど。なんだ声かけてくれればよかったのに」
「うん。そうしようと思ったんだけどね」

その言葉に苦笑して先生は言った。

「まわりの子たちが一君と吾郎君のこと 『美男美女カップル』とか、『すっごくお似合い』とかひそひそやってるのが
聞こえてきたものだから、 そこでわたしが『一君、悟郎君!』なんて呼んだら………ねぇ?」

「先生……。声かけてくれなくて助かったぜ」

たしかに、声をかけていたら美形と美少女のカップルが 一瞬にして美形(だけどホモ)のカップルに早変わりだ。

「それにね」
「ん?」

心底感心したように先生は笑顔でこう続けた。

「本当にお似合いだったから、なんとなく声かけたらお邪魔かな〜、なんて。ふふふ!」
「や〜め〜て〜く〜れ〜っ!!!」

 

 

 

数ヶ月前まで長々と拍手のお礼になっておりました短文です。
こういう小ネタ好きなんだけど、意外と書かないなー。そういえば。
ゴロちゃんとハジメの組み合わせがけっこう好きvv